ダニエル・ラドクリフの成長が止まらない(@miracleworkerstbs / Instagram)ダニエル・ラドクリフの成長が止まらない(@miracleworkerstbs / Instagram)

マッチョ化が止まらない最近のダニエル・ラドクリフの姿に、あるキャラクターを演じるのではないか、という映画ファンの希望まじりのウワサが再燃している。

ダニエル・ラドクリフといえば、多くの人々にとってはまだまだハリー・ポッター役のイメージかもしれない。でも一定数の映画ファンは、ダニエルが丸メガネの魔法使い少年のイメージを抜け出し、幅広い役での活動を続けていることを知っているだろう。近年の彼は、シカの形をした守護霊の代わりに、クマのような筋肉で戦っているのだ。

『スイス・アーミー・マン』では“喋る死体”として放屁の力でジェットスキーに変身し、『ガンズ・アキンボ』では銃を両手にくくりつけられてデスゲームに参加したダニエルは、2019年から始まったアンソロジー・ドラマシリーズ「Miracle Workers(原題/日本未公開)」のシーズン4(2023年)で、引き締まりに引き締まった体格を披露している。

各シーズンで独立した物語を描いてきた「Miracle Workers」だが、シーズン4である「End Times」ではラドクリフ演じるシドが狂暴な戦士となり、自分の服を引き裂いて素手で戦い、敵の手足を引きちぎったという。

素手で人間の内臓をえぐり出すマッチョな戦士と化したダニエルを観た映画ファンたちは口々に、彼があのキャラクターを演じる準備ができたと発言している。そう、MCU(※1)版『X-MEN』のウルヴァリン(※2)だ。

※1:マーベル・シネマティック・ユニバース。世界観を共にする一連のマーベル作品群の総称。

※2:『X-MEN』シリーズに登場する、手から刃物が飛び出すアグレッシブなキャラクター。MCU版でないシリーズではヒュー・ジャックマンが演じたことでおなじみだ。

映画ファンはX(旧ツイッター)で「(『Miracle Workers』の)最終回はもはやMCU版ウルヴァリン役のオーディションだったよ(笑)」などと大喜び。

以前からこのようなウワサはあったが、そのたびにダニエルは反論し、「信じられないほどお世辞がうまいね」と笑い飛ばしながら、ウルヴァリン役でマーベル・スタジオと交渉したことは一度もないと話している。

2022年にダニエルはジミー・ファロンに対して「コミックのウルヴァリンはかなり背が低いから(僕が演じると言われるの)だと思うよ」「『背が低い俳優は誰だろう、ダニエルだ!彼なら演じられる!』ってね」と自分の背の低さによってウルヴァリン役を期待されていると予想していた。

きっと身長だけではなく、演技力はもちろん筋肉まで備えたダニエルだからこそ、再びウルヴァリン説が浮上しているはずだ。実現するかどうかはさておき、ダニエルが演じるウルヴァリンをぜひ見てみたいものだ。