◆デビュー当初から書き続ける「役者ノート」は9冊目に!
――そんな兵頭さんが、デビューからここはあえて変えていない、もしくはずっと続けていることはありますか?
兵頭:デビューのときから、『役者ノート』というノートを作って書いています。
脚本を読み解くときに、自分の思ったことを書いていったり、作品が終わってからは“ここがこうだった、ここが悔しかった”と振り返って思ったことを書いたり。私生活で感じたことも書いています。
――この仕事を始めたときからずっとですか?
兵頭:そうです。誰かに言われたわけでもないんですけど。最初のきっかけは、バーに行ったことです。
ちょうど二十歳になったばかりで。そこの店長さんがすごくいい人で、いろいろアドバイスをもらっていて“たしかになぁ”と思うことが多かったんです。
それを残しておきたくて、でもパソコンとかではなくて紙に自分の手で書いて残したかったので、ノートを買って書いていきました。
そこから始まって、今は私生活のことも書きつつ、仕事で思ったことを多く書いています。
――もう何冊にもなっているのでは?
兵頭:9冊目くらいだと思います。
――すごい!
兵頭:なにかひとつだけでも、続けられているものがあったらいいなと思って書きはじめて。それは続けられたらなと思っています。