◆「もともとブランド物には興味がなかった…」

女性 後ろ姿
もともとブランドものには全く興味がなかったA子さん(34歳/主婦)が、エルメスの人気コレクション・ピコタンを気にし始めたのは、いつものように街を歩いていたときのこと。

コロンと丸い形が特長のピコタンを、美しいマダムがサラッとお召しになっている姿を見て、「私もあのバッグを持っていたら、彼女のように素敵な歳の取り方ができるかも」と愛が深まっていったそうです。

ちなみにA子さんが欲しいと思ったピコタンは定価40万円。専業主婦には痛い出費でしたが、夫が車にお金をかけているのを見て「あの人ばかり、贅沢してズルい」という気持ちが高まり、妊活や老後資金として貯めていた貯金から捻出することを決めたそうです。

こうしてA子さんは“エルパト”デビュー。週1~2回程度の頻度でエルメスの店舗に並ぶようになりました。

ただし、前述したように入店することすら難しいエルメス。毎度1〜2時間並び、やっとの思いで店舗に入れても「あいにく、今日はバッグがひとつも入荷しておりません」と言われることが続きました。