◆過保護・過干渉。それが当たり前だと思っていた

dokuoya230307-1
※写真はイメージです(以下同)
 かなみさんは関東で生まれた一人っ子。母親は専業主婦で、物心ついた時から夫婦仲が良くなかったと言います。

「パパと2人になりたくない」を頻繁に口にし、幼い頃からどこへ行くにも娘と一緒。親と子供は片時も離れないものと言い聞かせられ、かなみさん自身もそれが当たり前と思っていたのです。

 子供だけで遊びに行くのは一切禁止。行き先が近所の公園や児童館だったとしても、必ず母親が同行されたそう。小学校高学年までこのルールが続けられていた中、ある日友達に厳しい指摘を受けたとか。

「『かなみちゃんの家、なんでいつもお母さんがついてくるの?』と小5の時、クラスメイトにツッコまれてしまいました。もちろん母がいる場で……。子どもって怖いですよね、ストレートですから(笑)

 まぁ言われてみれば他の家は子ども同士での外出を許可しているし、高学年なら電車に乗ってお出かけも今は普通ですよね。だからこそ友達はウチの家庭を見て、疑問に感じたのだと思います」