◆同僚に相談して逆ギレされる
さすがに付き合いきれないと思った白井さんは、同僚に自分の困っていることを伝えました。
「これ以上付き合うのは大変だから、あとは自分でお目当ての彼にアプローチしてね、とやんわり伝えたのですが、『ひどい! わたしの応援をしてくれないの?』と逆ギレを食らいました。そこでわたしも、日ごろから積もっていたモヤモヤが一気に爆発してしまいました」
同僚の誘いにできるだけ付き合ってあげようと思っていた白井さんですが、困っていると伝えても逆ギレする彼女に「本性」を見たような気がしたと言います。
「もともと自分のことばかりで、友達のことなどどうでもいい人だったのかもしれないですね。思い返してみれば、わたしが合わせることが多かったし、一緒にいるとモヤモヤすることも多かったです。同じ部署で、数少ない同世代の彼女とは寮も同じだったから、一緒にいただけなのかもしれません」
◆今さら謝られても遅い
目が覚めた白井さんは、同僚の彼女と付き合いをやめることを決意します。
「ずっと合わせてきたけど、嫌なこともたくさんあって、もう耐えられないから、付き合えない。とハッキリ伝えました。彼女は驚いたようで『悪いところがあったなら治すから、許して』と言いましたが、もう一度溢れてしまった怒りは元に戻らず、もう無理、ごめんと伝えました」
いちばん身近な同僚と絶縁してしまった白井さん。彼女との関係を切るのは迷いもあったそうです。
「一緒にお出かけする友達がいなくなるのは、わたしも怖かったです。けれどそれ以上に許せない気持ちが上回り、もう付き合わないことにしました」