◆最後のお願いを聞くと…まさかのバイクで思い出ツアー
別れ話を切り出すと、彼は恵さんに、「どうしても恵と別れたくない」と言ってきたそう。しばらく「どうしても別れない」「もう付き合うのは無理だよ」の会話が続いた後、彼は、「分かった。じゃあ、最後にバイクの後ろに乗って欲しい」と懇願してきたといいます。
このままでは、彼と別れられない。最後にバイクの後ろに乗って、すっきり別れられるなら……そう考えた恵さんは、渋々、彼のバイクの後ろに乗ることにしました。
「正直、浮気した彼の背中に触れるのも気持ち悪くて。でも彼の “最後” という言葉を信じてバイクに乗りました」
その “最後” のツーリングは、恵さんにとって最悪の時間でした。恵さんを後ろに乗せたバイクは、これまで2人でデートした場所を順に回っていったそう。
「最初に出会った場所から始まって、ランチしたレストラン、一度行ったホテルとか、公園とか、遠出した海の展望台まで。とにかく彼は私から “楽しかった思い出” を引き出そうと必死の様子でした」