◆電気代を大幅に変えるには
冬はヒートショックの心配などもありなかなかできませんが、夏の冷房は冷やす部屋と冷やさない部屋を分けることも大切です。家中、全てを冷やすのではなく、冷やす場所を決めて、そこだけ涼しくすればいいのです。
よく豪華だと吹き抜けの部屋を作る人がいますが、同じ10畳でも冷やす体積が全く変わってしまう。吹き抜けは電気代がバカ高い困った空間なのです。
もっというと、不要なものを処分し、部屋に何も置いてないシンプルな6畳と、あれやこれやで山ほど置いてある6畳でも、冷やす体積が大幅に変わります。つまり電気代は変わるのです。
賢く電気代を抑えて、涼しく夏を乗り切るためにどうすればいいか? 暑くなる前に考える、今がそのタイミングなのです。
<文/佐藤治彦>
【佐藤治彦】
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数 twitter:@SatoHaruhiko