◆「僕に合わせればいいだけだろ!」とマイルールを押しつけ
また、雄一さんはタオルをかける時は絶対にタグが裏になるようにしろと命令。唯さんが「そんなマイルール、押しつけないで」と反論すると、雄一さんは「僕はそうやって生きてきた!唯はそういう風に僕が自分を持っているところが好きだと言ったし、今まで周りに流されることが多かったんだから、僕に合わせればいいだけだろ」と声を荒げ、またもや自室へ。
その後、無視が始まったため、仕方なく唯さんが折れる形で、この一件は幕を閉じましたが、心の中にはモヤモヤが残っています。
「たしかに私は流されるタイプです。でも、結婚生活って互いが快適に暮らせるように、2人が共に努力するものだと思う。なぜ、私ばかりがあの人のマイルールに合わせないといけないのでしょうか」
そう語る唯さんの頭には現在、離婚の2文字がよぎっています。
自分を持つことは大切ですが、度が過ぎて、それが押しつけになるとパートナーに息苦しい思いをさせてしまうもの。そのことに、雄一さんが気づく日はくるのでしょうか……?
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291