◆デートの満足度を高めたいなら、女性がお店を決めてもいい
私は、彼女の中の優先順位を確認することにしました。
「舞さんは楽しいデートがしたいのですか? 結婚したいのですか? 元カレは結婚願望がなくて別れたのですよね。結婚したらそんなに外食もしなくなると思うんですけど、相手に何が大事なんでしょうか?」
「楽しいデートじゃなくて、結婚したいんです。でも、遊び目的の人やモテなさそうな男性にしか会えなくて」
「モテなさそうな男性の何が問題ですか?」
「気遣いしてくれなくて、段取りが悪くて呆れるんです。デートで冬なのに、外で待ち合わせとか、ブーツを脱ぐお店とか……もう少し考えたらわかると思うんですけど」
「それなら、舞さんがお店を探して提案しましょう。男性で女性をリードできる人は結婚しているか、ただ女慣れしていて結婚するつもりがないかじゃないでしょうか。
男性は女子会とかもしないし、知っているお店のレパートリーなんて女性の10分の1ぐらいですよ。ラーメン屋とチェーン店しか知らない男性も多いし、それでもお店を探してくれたんですよ。食べログでお店を探しても、靴を脱ぐかどうかまで書いていないし分からないですよね」
極端な話、お店のセレクトで合格するのは遊び目的の男性ばっかりになってしまいますよ、と私は舞さんに伝えました。
「楽しませてもらえるつもりでいないで、楽しいデートは二人で作るつもりでいましょう」
「好きになれば別ですけど、好きでもない男性にそこまでやらなきゃだめですか?」