アキナはかつてソーセージというトリオだった。4年間の活動期間中に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で準決勝2回、『キングオブコント』(TBS系)で準決勝3回という成績を残すも、メンバーの1人が不祥事を起こして脱退し、現在の秋山・山名のコンビになっている。

「アキナ牛シュタイン」の前身である「ソーセ牛シュタイン」がユニット活動を開始したのは14年前、以来、アキナと和牛はアインシュタインとともに、もっとも近い存在といえる関係だった。

 毎月、新ネタライブを行っていた「アキナ牛シュタイン」での風景を秋山が振り返る。和牛は出番の直前、出囃子が鳴っている途中まで緞帳の裏でネタ合わせを行っていたのだという。「ネタができてないのでは?」と心配するも、出て行けば完璧な漫才を披露する。できた上で「直前まで詰めてたんやろな」という。

「あんな漫才師、見たことないし。和牛が漫才をやめるなんて、考えたことなかったもん」