さて、2人が共演した沖縄を舞台とした『ちむどんどん』だが、沖縄出身の黒島は並々ならぬ意気込みで臨んでいたという。ただ、登場人物たちの破天荒過ぎるキャラや支離滅裂な設定などの影響で放送中からそれらを指摘する声も上がっていた。

 また、朝ドラでヒロインを務めた女優は、朝ドラ終了後の作品選びが将来を決めるというのが業界の定説だが、黒島は22年9月に同ドラマが最終回を迎えた直後の、同10月からTBS系で放送された、当時King&Princeの中心メンバーで、現在はNumber_iに所属する平野紫耀が主演を務める『クロサギ』(TBS系)のヒロイン役に抜擢された。

「『クロサギ』といえば、山下智久が主演し、堀北真希がヒロインを務めた06年に放送された前作が高い評価を受けていた。そのため、平野版は前作ほどのヒットとはならず、黒島の存在もそれほど話題にならなかった。朝ドラからの役柄の振れ幅が大き過ぎたことも影響していたのかもしれない。さらに、人気コミックを映画化したHey!Say!JUMP・山田涼介主演の映画『鋼の錬金術師』シリーズにも主要キャストとして主演したが興行的には厳しい数字だった。同じ事務所で朝ドラのヒロインを務めた倉科カナ、土屋太鳳、二階堂ふみは作品選びがハマってステップアップしたが、黒島は作品選びにつまずいたのかもしれない」(先の記者)

 実力は言うまでもない黒崎だが、事実婚を選択したことで俳優としてのステップアップを期待したい。