また、2軍で“干しまくっていた”三塁手・高橋周平の処遇にも注目が集まる。

「高橋周は2月のキャンプをずっと2軍で暮らし、3月中旬から1軍戦に出場するようになった。オープン戦9試合で打率・391と驚異的な成績を残し、有無を言わせずに開幕スタメン確約を立浪監督に迫っています。元々、高橋周に低い評価を下していた立浪監督は、石川昂弥を開幕三塁スタメンで考えていたが、大不振に陥ったまま上がってこない。チーム内では『いつまで好き嫌い采配するのか』と立浪采配に懐疑的な目をする関係者もかなり多い。単純明快に調子がいい選手から使っていくと方針を決めれば誰もが納得できるのですが、いつまでも意地を張っていたらシーズン途中に順位が悪くなっても立て直しを図れないだろう。昨シーズン、球団初の2年連続最下位となったが、仮にチームが低迷を続けると中日ファンや球団首脳が恐れる“途中休養”も現実味を帯びてきます」

 24日にはようやく高橋周のスタメン起用を発表したが……。不名誉な球団史上を作ってしまうも、地元での“お殿様”扱いは変わらず。オープン戦優勝で浮かれていては、すぐさま足元をすくわれ、今度こそ立場が危うくなる。