おそらく、本田にそう思わせた背景には、同じ事務所の、しかも自身と同じモデル出身の“ライバル”とも言える俳優の台頭があるようだ。

「自分と同年代の新木優子で、デビューからまだ8年。ところがここに来て、7月公開の人気コミックの実写版シリーズ最新作の映画『キングダム 大将軍の帰還』、韓国の人気ドラマをリメークした22年7月期のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)、3月に最終回を迎えた日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)など話題作に続々と出演。一方の本田といえば、もともとそこまで演技力に定評があるタイプではなく、本人も俳優としての向上心が高いわけでもなかったのだろう。結果、YouTubeなどほかのビジネスに手を広げた。それに比べ新木は、21年10月にファッション誌『non-no』(集英社)の専属モデルを卒業し、すぐさま俳優業に専念。自分なりに演技力を高めており、共演者とも円滑にコミュニケーションを取ったりと、現場での評判がいいので続々とオファーが舞い込んでいる」(同)

 山下はPrime Videoで配信中の映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』で新木と共演済み。『ブルーモーメント』では本田と恋人役を演じるが、新木との差をじっくり体感させられるのかもしれない。