「今作は日本初の女性裁判官をモデルにした物語。テーマを見ると堅い話かと思いきや、要所要所でコミカルな展開を盛り込んで視聴率は15~16%をキープしており、現時点ではかなり好評です。女性の社会進出を後押しする物語は時代に合致していますし、ヒロインの伊藤沙莉は、まるで彼女に当て書きしたようなキャラクターで、演技はとても自然。稀に見るヒット作になる予感が漂っています」(前出・テレビ情報誌記者)

 そしてこちらの主題歌が、冒頭であげた米津玄師だ。

「米津はこれまで数えるほどしかテレビに出たことがありませんが、その数少ない出演のうちの1回が2018年の紅白。この時は、故郷の徳島にある大塚国際美術館からの中継で『Lemon』を披露しました。そしてそれから6年が経過し、朝ドラで主題歌を担当。ドラマが大ヒットすれば、伊藤沙莉が司会を担当する目も出てくるでしょうし、そうなれば米津に声が掛かるのは間違いありません。逆に言えば、今年の出場が不可能なら、米津がもう紅白に出るチャンスはないでしょう」(前出・キー局関係者)

 毎年のように視聴率が取り沙汰される紅白だが、中島みゆきと米津玄師なら話題性は十分。『新プロジェクトX』も『虎に翼』もまだ始まったばかりなので、両アーティストのファンは両番組の好調を祈り続けることになりそうだ。