サーキュラーファッションのロゴ
捨てるのではなくリサイクルする循環を作るサーキュラーファッション※写真はイメージです
 このコースでは、現在、ファッション業界の大量生産、大量廃棄、そして特に近年では1枚の服が短い期間ですぐに捨てられることが大変問題になっていること、そしてこれらは気候変動や労働環境に悪影響をもたらしているという現状から、サーキュラーファッションへの転換が急務であるということが統計を使って明らかにされます。

 受講生はまず、モジュールごとに講義の動画を見たり、資料を読みます。その後、出された質問に答えたり、自分の現在の状況を振り返ったり、サーキュラーファッションへどのように関与していけばいいのかについて、アイデアを記入しなければなりません。

 その中で、「自分のワードローブを点検してみましょう」という課題がありました。自分が現在持っているワードローブの枚数や、どのような経緯で手に入れたかの点検です。

 この課題、私は一枚を長く大切に着ているし、自分では着られないほどたくさん持っているわけでもないし、楽勝ね、などと考えていたのですが、記入欄を見て、はっとしました。自分が手に入れた経緯に関するチェック欄は「新品」と「セカンドハンド(中古品)」に分かれていたのです。

◆ラルフ・ローレンの素敵なチュニックが!

箱詰めされたセカンドハンドの服
ワードローブのセカンドハンド率はどれくらい?※写真はイメージです
 新品とセカンドハンドに分けて自分のワードローブを記入していくと、まだまだ私のセカンドハンド率が低いことは歴然としていました。

 そのときまでの私は、新しくワードローブに何かを付け加えるときは「まずはセカンドハンドから選ぶ」という行動までには至っていなかったのです。このコースでは、すべて新品で買う人よりも、セカンドハンドを多く取り入れている人のほうが高く評価されます。

 コースの受講が終わって反省した私は、これからはまず、「セカンドハンドでないか探してみてから新品を選ぶ」を徹底することを決心。とりあえず欲しかったチュニックを、近所のセカンドハンドのショップで探しました。