新世代ギャラリストとして活動する川尻征司氏が支援するアートプロジェクト『DANDELION PROJECT』が、滋賀県大津市の天台宗総本山 比叡山延暦寺で開催される世界文化遺産登録30周年記念事業特別企画『西塔釈迦堂 秘仏本尊釈迦如来像特別ご開帳・内陣特別公開』で展示中だ。
開催期間は9月14日(土)~12月8日(日)。内陣特別巡拝料は800円で、別途で延暦寺諸堂巡拝料が必要だ。
平和の祈りで世界を繋ぐアートプロジェクト
天台宗の「一隅を照らす」という精神に基づき、毎年、宗派を超えた世界平和宗教サミットが開催されている比叡山延暦寺。この比叡山延暦寺で最古の建築物といわれる“釈迦堂”で展示されている『DANDELION PROJECT』は、2020年のコロナ禍に、アーティストの村松亮太郎氏によってスタートしたものだ。
村松氏はクリエイティブカンパニー・NAKEDの創業者で、これまで映像や空間演出、地域創生、伝統文化など、あらゆるジャンルのプロジェクトを率いてきた人物。2018年からは個人アーティストとしての活動を開始し、国内外で作品を発表している。2023年には『G7広島サミット』における首相夫妻が主催する社交行事の演出を担当した。
そんな彼が手がける『DANDELION PROJECT』は、タンポポのアートオブジェ“DANDELION”を世界各地に植樹し、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくアートプロジェクト。
これまでオブジェは東京、上海、パリなど世界63箇所で展示されている。4月27日(土)~10月27日(日)の期間には、香港・九龍の複合施設「1881 Heritage」で開催された体験型アート展『NAKED FLOWERS 花舞光影展・香港站』で展示された。
新世代ギャラリストとして活動する川尻氏がサポート
『DANDELION PROJECT』のアートへの想い、コンセプトそしてアートとしての先進性に共感し、川尻征司氏は2021年度よりこのプロジェクトをサポートしている。