最近は、『バレット・オブ・ラヴ』(13年)やM・ナイト・シャマラン監督の『ノック 終末の訪問者』(23年)など活躍の幅を広げ、“ロンの人”というイメージを払拭しつつあるグリントだが、彼の出世作は間違いなく『ハリー・ポッター』シリーズであり、一番の大ヒットキャラクターはロンだ。そんなグリントを東京にある“ホグワーツの大広間”で見られる喜びは計り知れない。

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浜辺も目の前に現れたグリントに、「お会いできているのが信じられないので、セットも相まってただただ映画を観ているような感覚です」と夢見心地の様子だった。

“ルーモス”でライトアップ

杉山のカウントダウンに合わせてグリントと浜辺が「ルーモス」(光を照らす呪文)を唱えると、クリスマスツリーはカラフルに煌めき、大広間がライトアップされた。マジカルな演出に会場も再び大きく盛り上がる。

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浜辺は「私が観ていた世界そのままでとても嬉しいです。何回も来たくなるし、ひとりでずっとこのセットを観ていたいです」「予習してきたのにもう一度観たくなりました」と感動。

グリントは『ハリー・ポッターと賢者の石』のクリスマスシーンを撮影した際のエピソードを聞かれ「(並んだ食べ物を)ちょこちょこ味見をしたりもしましたが、最初の2分はともかく、ずっと本物の食べ物の前で演技をしてると臭いが強くなってきてちょっと気持ち悪くなったりもしたことを思い出しました(笑)でもそうやって七面鳥など、ディテールに気を配ることで作品が特別なものになったと思います」と笑い話も交えながら小道具・セット担当のこだわりをリスペクトした。

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さらに「クリスマスになると『ハリー・ポッター』を観るのは世界的に伝統になりつつあるので、このシーズンを日本のファンとシェアできることが本当に嬉しいです」と、別な季節での来日にしみじみするグリントだった。

小さい頃に「ハリー・ポッター」に助けられたと語った浜辺は「コミュニケーションがすごく苦手で、お話しするのも得意じゃなかったんですけど、この仕事を初めてから『ハリー・ポッター』を読んでいる時はすごく勇気をもらえて、本を開いたらハリーたちがいてくれることにすごく支えられました」と思い出を明かし、「初めて読んだのが10歳の頃で、ハリーたちとも年齢が近かったので一緒に年齢を重ねていく感覚もありました」と語っていた。

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