また、「杏美津」によると、その際に非常に重要となるのがアート思考とのこと。芸術というと仰々しいので一芸に秀でているイメージだが、アートはどう感じるかも含めて全てが自由な印象のある言葉だと考える「杏美津」が、アートを通じて個性とは心そのものなのだと知ってもらうべく、今回、Shioriさんを招いたイベントを企画した。
書道の前衛アーティスト・Shioriさん
Shioriさんは、幼少期より書道を習い、一時の空間の後、鍛錬の再開を決めた、書道の前衛アーティスト。その時、今の師である外林道子さんと運命の出会いがあったという。
導かれるように前衛書を始め、抽象表現へと進み今の作風に。“線を引くこと”を表現のコンセプトとして抽象的表現を続け、国内外で作品展示をしている。
京都初の個展「SHIORI’S EXIBITION」開催
今回、オープン記念イベントとして、京都初の個展「SHIORI’S EXIBITION 心の線、そして解放。Line and release」を開催。11月16日(土)・17日(日)はShioriさんが在廊し、11月19日(火)・21日(木)には展示のみが実施される。
独立10年目の「杏美津」が有する数々のコンサルティング経験や、アーティスト・デザイナーのディレクション経験をもとに、Shioriさんの弱みや今後の可能性をいくつか列挙しながら、さながら爽やかな部活動のようで、ハイレベルなコラボレーションができたとのこと。
「杏美津」は、21世紀的な女性の在り方を発信すべく、古来より息づく女性らしさを学びつつ守りつつ、より解放された自信のある女性を目指す人々と繋がることができたら、との思いを持っている。
「杏美津」のロゴはShioriさんが制作
ちなみに、「杏美津」のロゴはShioriさんが制作したもので、大人の成熟した女性の情感が込められているそう。
杏美津オーナーもShioriさんもアラフィフであることから、人生の紆余曲折を経て、酸いも甘いも経験したあとの成熟した美の世界を表現してほしい、とオーダーしたという。