■それでも薬をやる
しかし、Saraさんの奮闘も空しく、Wayneさんは昨年6月アンフェタミンを含む複数のドラッグを服用し体調が急変。救急車を呼び、病院で治療を行いますがすぐに脳死してしまったことがわかりました。
セミナーや治療に参加していても、彼の身体を長年蝕んだドラッグはそう簡単に辞められるものじゃなかったのです。彼の死にSaraさんはとても悲しんだ上、自分の無力さを悔いたと話しました。
一度手を出したら中々辞められない、もしかしたら死ぬまで離れられないかもしれない…というのがドラッグの恐ろしさであることを改めて感じます。
■遺品からはまさかの…
Wayneさんの死から一週間後、遺品整理をしていたSaraさんは思いがけないものを発見。
彼からの婚約指輪でした。
Wayneさんは生前「健全な家庭を君と作りたい」と度々語っていたそうで、ドラッグをやった日も「今日が最後だから…」と思っていたのかもしれません。
しかし、その夢も今や実現不可能。Saraさんは指輪を見た瞬間涙を流したものの、彼は二度と帰ってこないという現実に心が痛んだと語っています。