「『24時間テレビ』で募金しているのは良心の塊のような人たちですから、日テレにはとんでもない数の抗議が寄せられているようです。また、折しも同じく28日には、系列の読売テレビでも制作局で管理職を務める40代の男性社員が、外部の制作会社に総額1383万円の架空経費を局に請求させ、このうち877万円を着服していたことが判明。そのため、日本テレビでは急きょ、社員が会社に対して“着服したことがない”旨を一筆書かされたそうです」(前出・テレビ関係者)

 また、今回の日本海テレビ幹部の横領事件は、日本テレビにとって最悪のタイミングだったという。

「来年の『24時間テレビ』に旧ジャニーズタレントを出演させるべく、メインスポンサーの日産自動車を口説いている最中でしたが、それどころでなくなってしまった。2004年には『NHK紅白歌合戦』のプロデューサーが制作費約8000万円を横領していたことが発覚し、受信料の未払いが続出。国会でも取り上げられるほどの大騒動となりました。それと同じくらいのダメージを受けることも予想され、来年の放送が中止となれば、日本テレビとしては10~20億円の利益が吹っ飛ぶことになります」(前出・テレビ関係者)

 ただでさえ募金額が減っている『24時間テレビ』。信頼を取り戻すことができるだろうか。