次は、元白鵬の宮城野部屋が消滅するというお話。
モンゴル出身者ではじめての関取となった、元小結旭鷲山ことダヴァー・バトバヤル(51)。2006年に引退してから後は、日本の相撲界には残らず母国に帰り、建設や貿易などを手
がける実業家へと転身したという。
また、08年からはモンゴル国会議員を1期4年間務め、大統領補佐官も経験、現在は企業経営に勤しむ傍ら、モンゴル相撲協会の会長を務めているそうだ。
「旭鷲山は大相撲における現在のモンゴル力士隆盛の礎を築いた第一人者です。入幕以降、各相撲部屋との間を取り持ち、大勢のモンゴル人を入門させました」(大相撲担当記者)
その旭鷲山が元白鵬の苦境を憂えているというのである。
「僕がもっとも問題だと思っているのは、日本相撲協会が白鵬をいじめすぎだということです」
「これまでも角界では若い衆がドツかれたとか、暴力が隠蔽されたとか、そんなことは数え切れないほど繰り返されてきました。でも、それだけで部屋を取り上げられるまで追い込まれた親方はいないでしょう。このたびの白鵬に対する仕打ちは厳しすぎます」
今後、旭鷲山は宮城野親方の処遇次第では、日本の文部科学省に厳重な抗議を行う予定だそうだ。
「僕はモンゴル力士の先輩として白鵬を守らないといけない立場だから」
宮城野部屋問題は、日本対モンゴルとの戦争になりかねない?
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