◆お互いの安全を考えて決めたホテルの宿泊
「もう二年も会えていないから寂しい」と義母から連絡があり、久しぶりの帰省が決まったのは去年のこと。
自身も夫もワクチンを接種しており、義実家の両親も打ったと聞いていたけれど、美幸さんはやはり感染のことが気がかりでした。新幹線での移動もあり、当時はまだワクチンがなかった子どもたちのことも考え、美幸さん夫婦は「ホテルに泊まろう」と決めます。
夫から義実家に連絡してもらい、宿泊はホテルにすることを伝えると、義母は「家があるのにもったいない」と返したそうだけど感染の不安を話すと納得してくれたそうです。
遠出の予定などもしばらくなかった子どもたちは旅行を喜び、家族四人で出発しました。予約していたホテルにチェックインを済ませ、荷物を降ろしてから手土産を持って義実家へと向かった美幸さんたち。
ところが、挨拶を済ませると義母は「実家を避けてホテルに泊まるなんて、非常識だ」と言い始めます。