驚いた沙耶さんは「私、そんなこと一度も言ったことないよね? むしろ、そういう行為は好きじゃないんだけど。なんで、そう思ったの?」と詰問。すると、優太さんは「だって、バッグがパンパンだったから……」と訳の分からない返答をしてきました。

 実は勇太さん、胡散臭いナンパ師がSNSで流していた「女性の見極め方」を信じていたそう。

「そのナンパ師は『バックがパンパンなのは、エロい証拠。ヤるのが好きだから付き合ったらホテルデートだけでOK』と言っていたみたいです」

◆誤解は解けるも彼からは「別れよう」の言葉が……

バッグ
 優太さんは、さらに衝撃の告白を続けます。なんと、沙耶さんと付き合ったのは初回のデート時にバックがパンパンでエロいと思ったからだったそう。

「そんなところを見られていたなんてびっくりしましたし、私という人間を勝手に判断されていて、すごく気持ち悪いなと思いました」

 でも、これはいい機会だった。誤解が解けたから、これからの関係をどうしていくか真剣に話し合おう。一通り、優太さんの話を聞き終わった時、沙耶さんはそんな気持ちになったそう。しかし、優太さんから言われたのは「別れよう」という悲しい言葉でした。

◆体のいい言葉で逃げていった彼

「彼は『僕はセックスが好きなタイプだから、これ以上付き合ったら沙耶ちゃんを悲しませちゃう』と体のいい言葉を言っていましたが、嘘だと思います。あんまりヤレないのなら、この女と付き合っている意味がないと思ったんでしょうね」

 体ではなく、私という人間そのものを見てほしかった。勝手に判断しないでほしかった。そう話す沙耶さんはマッチングアプリでの婚活が怖くなり、現在は結婚相談所に入会して生涯のパートナーを探しているのだとか。

 歪んだ見方で人間性を判断された沙耶さんには、本当に彼女の内面を理解してくれる人と出会ってほしいものです。

<取材・文/古川諭香>