日本で初めてオープンした国立の児童書専門図書館「国際子ども図書館」や、受験生が合格祈願に訪れる「上野大仏」、約200種類以上のパンダグッズに出会える「上野案内所」など、知る人ぞ知る、上野の穴場観光スポットをご紹介します。
1.国際子ども図書館
2000年(平成12年)に国立国会図書館の支部図書館として設立された、日本で初めての国立の児童書専門図書館。入館料は、大人、子供ともに無料の穴場スポットです。
館内には約9,000冊の児童書を備える開架式の閲覧室「子どものへや」や、中高生の調べものに役立つ資料を約10,000冊揃える「調べものの部屋」があります。そのほか「本のミュージアム」では、さまざまなテーマで児童書に関する展示会を開催。中庭を望む「カフェテリア」では、ランチなどがいただけます。
2.摩利支天 徳大寺
アメ横商店街を入って少し歩いたところにある日蓮宗のお寺。江戸時代の初めに創建されましたが、関東大震災や東京大空襲で被害を受け、現在のお堂は1964年に再建されました。摩利支天(まりしてん)という仏様が祀られており、家内安全や商売繁盛、心願成就などのご利益を得られるといわれています。
本堂から少し歩くと「力の亥(いのしし)」と呼ばれる銅像が祀られています。亥の像をなでると気力や財力、体力のご利益が得られるといわれているので、ぜひ試してみましょう。
3.上野桜木あたり
「上野桜木あたり」は、築80年の古民家3軒をリノベーションしてできた複合施設。表通りに面している1号館にある「谷中ビアホール」では、ここでしか飲めない「谷中ビール」をはじめ、常時8種類のクラフトビールを用意しています。
裏の2号館にある塩とオリーブの専門店「おしおりーぶ」は、「塩」と「オリーブオイル」にこだわったセレクトショップ。また3号館にある「みんなのざしき」とエントランスにある路地「みんなのろじ」は、地域のコミュニティスペースとなっています。
路地では定期的にマルシェやイベントが行われたりもするそう。夏にはここで水遊びや花火ができそうな趣があり、まさにふらっと訪れて井戸端会議が始まりそうな外に開かれた空間です。古民家を新しく再生することでオシャレでありながら、より地域に密着した場になっています。