博多織と西陣織が手を組んだ「日本の帯展」が、11月14日(木)~16日(土)10:00~17:00(最終日のみ16:00まで)に、福岡県・博多の櫛田会館2階にて開催される。
伝統工芸の技と美を体感できる貴重な機会
「日本の帯展」は、日本の伝統工芸の技と美を体感できる貴重な機会であり、和装文化に興味のある人や伝統美に触れたい人にとって、見逃せないイベントだ。
博多織と西陣織を手がける、長谷川・OKANO・黒木織物・大庭・白陵苑大庭・加納幸・都・民谷織物・河合美術・鈴木織物・帯のあらたなどが出品する。
特別イベントとして、各日14:00~トークショー「古谷尚子氏の帯コーディネート講座」を開催。
和文化コンシェルジュの古谷尚子氏が、着物と帯の調和について解説する。参加は予約制となっているので、興味のある人は公式サイトをチェックしてみて。
また、特別公開「映画・テレビ用衣装展示」では、西陣織の長谷川が提供した、映画やテレビ用の女優着用衣装を特別展示。普段は見ることができない貴重な作品が公開される。入場料は無料だ。
博多織と西陣織の帯が多数ラインアップ
イベントでの主な出品・展示内容を紹介しよう。
「OKANOテーマ作品2025乙巳」と「千織:総浮献上」では、伝統技術を次世代に繋ぐ「千織」プロジェクトによる献上帯や乙巳(きのとみ)を象徴する新作コレクションを展示。
「白綾苑大庭・長谷川新作コレクション」では、斬新でモダンなデザインのごや帯や袋帯が登場し、日常の装いにも適した作品を展示する。
「TAMIYA RADENの螺鈿袋帯」では、螺鈿や皮革を織り込んだ、引き箔技法による幻想的でラグジュアリーな袋帯を展示。洗練された大人の装いに最適だ。
2025干支献上「巳」帯は、OKANOによる干支をモチーフにした献上帯。完全オーダー制のため、世界に一つだけの特別な帯が手に入る。
佐賀錦織「武一郎名物裂」は、博多織と融合して作り上げられた名物裂。皇室献上された歴史を持つ逸品のアーカイブを展示する。