日本国内における「ムーミン」のライセンスを管理するライツ・アンド・ブランズが、2025年、ムーミン小説出版80周年を祝う企画を開催する。
小説1作目の出版80周年を迎える
「ムーミン」は、作家であり、画家、芸術家であるトーベ・ヤンソンによって生みだされたキャラクター。ムーミントロールやその仲間たちが繰り広げる物語は、1945年に出版された小説『小さなトロールと大きな洪水』から始まり、50カ国以上の国々で翻訳出版されている。
原作である小説、コミックス、絵本をもとにしたグッズやスポット、アニメーションなどは、本国フィンランドだけではなく、日本をはじめとする多くの国の人々に愛されている。
そんな「ムーミン」は、2025年、小説1作目の出版80周年を迎える。80周年のテーマは“The door is always open”(ザ ドア イズ オールウェイズ オープン)。
ムーミンたちの暮らすムーミン谷には、たくさんの個性的な住人がいる。ドアに鍵をかけないムーミンやしきは、どんな生きものでも受け入れるのだ。
帰る場所や居場所の大切さを物語の中で見つけてほしい。それが、物語が始まった80年前から現在に至るまで変わることのないおもいなのだ。
ヘルシンキ市立美術館協力!展覧会を開催
80周年を祝う企画を紹介しよう。
2025年7月16日(水)~9月17日(水)、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて、フィンランドのヘルシンキ市立美術館の協力のもと「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が開催される。メインキュレーターは、同館のヘリ・ハルニ氏。
ムーミンの生みの親で、多方面に才能を発揮したアーティスト、トーベ・ヤンソン。油絵や風刺画、ムーミン小説・コミックスの原画やスケッチ、愛用の品々などを通して、トーベの創作の世界と、人生が色濃く反映されたムーミンシリーズの魅力に迫る。