こんにちは、ライターの渡辺彩季です。 この連載では「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、ソフトバンク株式会社の宗岡由佳さん。前職で培った経験を活かし、デジタルマーケティング事業部にてマーケティングのプランニングをされています。

今回のゲスト♡ 宗岡由佳さん

宗岡由佳(むねおかゆか)
京都府出身。
大学卒業後に上京し、Web広告配信会社へ営業職として入社。
その後、ソフトバンク株式会社へ転職し、デジタルマーケティング事業部にてマーケティングのプランニングに従事。

インタビューする人♡ 渡辺彩季

渡辺彩季(わたなべさき)
京都府出身、東京在住のフリーライター。
女性をターゲットにしたメディアを中心に美容、ファッション、ライフスタイルなどの幅広い記事を執筆中。
美容が大好きで、コスメコンシェルジュ、全米ヨガアライアンス、アロマテラピー検定1級、温泉ソムリエなどの資格を取得。

ウーマンダイアローグ#40 【ソフトバンク株式会社/宗岡由佳さん】

渡辺: 本日は、よろしくお願いいたします。

宗岡: よろしくお願いいたします。

渡辺: 早速ですが、宗岡さんの現在の仕事の内容を教えてください。

宗岡: 現在株式会社ソフトバンクのデジタルマーケティング部に所属しており、主な仕事内容はクライアントのWEBプロモーションのお手伝いです。朝出社すると、まずはメールの確認から業務がスタートしますが、抱えているプロジェクトの数に合わせてタスクが変わるので、スケジュールもその時々によって違います。基本的にプロジェクトのメンバーとのミーティング、クライアントやパートナーとの打ち合わせが多いです。1日のルーティーンは特に決まっていなくて、日々変化しています。

渡辺: インターネットの広告費がテレビメディアの広告費を上回ったというニュースもありましたが、WEB広告は一年中需要がありそうですね。繁忙期はありますか?

宗岡: 繁忙期はクライアントの決算期なので、3月、9月、12月ですね。まさに今(2020年3月10日時点)は忙しい時期にあたります。

「多様なプロジェクトに挑戦しているところ」に魅力を感じて入社

渡辺: 宗岡さんがソフトバンクに入社したきっかけを教えてください。

宗岡: 以前は広告代理店に勤めていたのですが、広告業務以外の領域にも踏み込みたいと思ったことがきっかけです。ソフトバンクは一般的には通信会社というイメージが強いですが、ロボットのPepper(ペッパー)やキャッシュレスサービスのPayPay(ペイペイ)など、最先端のサービスにどんどん挑戦しています。まずは前職の経験を活かせるデジタルマーケティング部に入りましたが、今後は他部署のプロジェクトに携わるのも楽しみの一つです。

渡辺: ソフトバンクと言えば、社長の孫正義さんのインパクトがすごいですよね! 数いる経営者の中でもカリスマ性がズバ抜けているように思えますし、先進的なことを取り組む姿勢がよく話題にもなります。社内でも影響を受けている方が多いのではないでしょうか?

宗岡: そうですね。社員同士でも社長の話題はよく出ますし、いつも行動にワクワクしています。トップもですが、社員にもいろんな人が揃っているから面白いですよ。社員数が多い会社なので、意思決定に時間がかかってしまうものの、やはり頼れる人がたくさんいることがソフトバンクの強みだと思います。ベンチャー企業に勤めていた頃は20代の社員が多かったのですが、ソフトバンクは新卒からベテランまで幅広い年齢層が一緒に働いていますし、知識や経験が豊富な社員から学ぶことが多いです。プロジェクトによっては、二回り以上年上の先輩と仕事をすることもありますし、違う業界から転職してきた人も多いので、まさにダイバーシティのようなイメージです。

渡辺: 世代や専門性も幅広い社員に囲まれて仕事ができるなんて、心強いですね! 視野も広がるし、刺激があって楽しそうです。

リモートワークに対応! 長く働きやすい環境です

渡辺: ソフトバンクは社員数の多い会社ですが、制度の面ではいかがでしょうか。女性は結婚や出産をきっかけに退職される方も多いですが、将来的に長く働くことができますか?

宗岡: タイムリーなのですが、ちょうど私が2020年3月末から産休に入るところです。福利厚生や制度もしっかりしていますし、出産後に職場復帰する場合も週3日までは在宅勤務が可能なので、働きやすい環境に感謝しています。また、希望すれば時差出勤もできます。スーパーフレックスという制度があるので上手く利用している社員もいますよ。マストで出勤しなくてはいけない時間が定められているのですが、その時間さえクリアすれば、個人のライフスタイルに合わせて自由にスケジュールを立てることが可能です。

渡辺: 出産後の働き方も個人に合わせた選択ができるのですね。いくつかパターンを会社が用意してくれていることは嬉しいですね。しかし、時差出勤の場合は時間調整も必要になりますよね。帰りの時間が遅くなってしまうのではないでしょうか?

宗岡: 保育園や幼稚園の迎えの時間がある場合は、もちろん時短勤務もできます。勤務時間が短くなるので給料は変わってしまいますが、正社員だと福利厚生を使えるので、大きいと思います。

渡辺: 子どもがまだ幼い時は時短勤務にして、ある程度大きくなったらスーパーフレックスにするなど、カスタマイズができるということですね。選択肢が多いから、無理なく正社員を続けることができると。ちなみに出産前はどうなのでしょうか?

宗岡: 産休は予定日の6週間前からとることができます。奨励金などの制度も充実しているので、すごく協力的な環境です。

渡辺: 勤務形態だけでなく、奨励金まで!? 日本は金銭的な面で子どもを諦める方も多いと聞くので、すごくありがたいことだと思います!

宗岡: 出産や子育てとはまた別の話になってしまいますが、2019年夏から2020年開催予定の東京オリンピックの交通機関の混雑緩和に向けて、週3回までリモートワークを取り入れてもよくなりました。結果的にはオリンピックは延期になりましたが、2020年3月はコロナウイルスの感染防止のために全社員が在宅勤務に。ネットのツールを上手く使って、会議などのやり取りを柔軟に行なっています。

渡辺: コロナウイルス問題は突発的なものではありますが、全社員が一度在宅勤務を経験することはいい機会だと思います。例えば「出産前や出産後に在宅勤務を取り入れた社員がどのように仕事をしているのか?」という感覚も掴めますし、そういった立場を全社員が把握することで理解にも繋がると思います。働き方改革が進んでいく中での貴重な経験ですね。

宗岡: そうですね。実際に体験をしてはじめて分かった感覚もあるので、今後の参考になると思います。最近はいろんな便利なツールもでていますし、自宅でもウェブカメラを付ければ相手の顔を見ながら会議や打ち合わせをすることが可能です。画面共有もすぐにできるので、時差もなくリアルタイムでやり取りができるのでスムーズですよ。