一時は芸能界でもワースト級の「嫌われ女優」だった唐田えりかの好感度が急上昇している。9月19日に配信開始となるNetflixドラマ『極悪女王』に関連したエピソードで好印象を抱いた人が続出したようだ。
『極悪女王』は、80年代にカリスマ的人気で女子プロレスブームを巻き起こした名ヒール(悪役)であるダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixオリジナルシリーズ。ゆりやんレトリィバァがダンプ役を演じ、ライバルとなるベビーフェイス(善玉役)の「クラッシュ・ギャルズ」の長与千種を唐田、ライオネス飛鳥を剛力彩芽が演じる。
ダンプと長与は、1985年に大阪城ホールに1万人超の観客を集めて「敗者髪切りデスマッチ」で闘っており、長与はダンプの度重なる反則攻撃で血まみれになって敗北。女性ファンの悲鳴や嗚咽が響く中、長与はリング上で髪をバリカンで刈られ、その異様な熱狂と凄惨なシーンは大きな反響を巻き起こした。
この伝説の一戦がどのように再現されているのかが今作の見どころの一つで、髪の毛をどうするのかという問題があるが、唐田は12日に都内で同作の完成報告会で「髪の毛問題」に言及した。
長与役を演じるなら「丸刈りにならないといけない」という条件があったそうで、唐田はその上で「自分的には、そんなことよりも本当に長与千種という人間に魅力をすごく感じていたので。別にまた髪の毛は生えてくるし、長与千種さん自身の魅力に惹かれたので、覚悟というか、そういう気持ちでずっといました」と告白。髪よりも「いかに長与に近づくか」という思いで撮影に挑み、躊躇なく丸刈りにしたようだ。
これが報じられると、ネット上で以下のような声が相次いだ。
「あの不倫事件からずっと嫌いだったけど、どんなに叩かれても女優で生きていくという強い意志を感じる。この人には頑張ってもらいたい」
「今の時代なら精巧なカツラもあるけど所詮はかぶり物。役柄を演じ切るために本当に丸刈りにする根性はすごいし、ましてや女性でそこまでするのは相当な覚悟だと思います」
「かつてのクラッシュブームの頃の女子プロレスを考えると、この役を演じるにはかなりの決意が必要だと思う。悪いイメージを払拭するくらいの熱演を期待しています」
「イメージはよくなかったけど、丸刈りになり、体力的にも大変なレスラー役を引き受けた役者魂は感心。これからの活躍、素直に応援したいです」