後輩の美幸さんは、「すいません」と甘えた声で上司に伝えると、上司も「いいよ、いいよ」とニヤニヤ。愛理さんは、自分が幹事をするからと早めにお店へ入って待機したり、お別れ会の会費を一生懸命他の社員から徴収していたというのに……。
しかも、美幸さんは愛理さんに対しては、「あっ、どうも」という感じで、無言で軽く会釈をするだけでした。後輩の舐めた態度には、流石の愛理さんもイライラが止まりませんでした。
◆ふざけた態度の後輩に、イライラが止まらない!
そこで、愛理さんは思わず「きちんと目を見て、挨拶をして」と美幸さんを叱責。
すると、美幸さんは「あっ、どうもすいません」と小声で言ったと同時に、ボソッと「やだ、こわぁ~い」と呟いたとか。その光景を見て、雰囲気が悪くなると困ると感じた男性社員が「まぁまぁ」と、愛理さんをなだめにきたそうです。
しかし、愛理さんのイライラはこれだけに留まりませんでした。なんと、お別れ会が終わったら、美幸さんが勝手に上司へ「これ、プレゼントです。今までどうもありがとうございました」と、プレゼントをこっそり渡していたのです。
その光景に、驚きのあまり愛理さんは開いた口が塞がりませんでした。
そもそも愛理さんは、社員の誰かが異動になるなどの理由で、誰かに何かプレゼント的なもの(花束など)を渡す時は、必ず後輩の美幸さんにも声をかけていました。
その理由は、美幸さんから「私も、プレゼントを渡したかったです。渡すなら、相談して欲しいです」と言われるかもしれないと思っていたからこそ。
にも関わらず、今回はお店の取り決めもすべて先輩の愛理さんが行い、会費の徴収など面倒なことはすべて行ったというのに……。
後輩の美幸さんは、一番おいしい上司にプレゼントを渡すところを、勝手にシレっとやってのけたのです。
流石の愛理さんも腹が立ち、この出来事があってから後輩の美幸さんには何一つ相談をしないと決めたとのことでした。