白十字は、発売から67年のワッフルを、11日2日(土)、全店でリニューアル発売した。
材料と製法を一から見直し生まれ変わったワッフル
創業より必要な素材だけを使って丁寧に真面目に作られてきたワッフル。時代の変化とともに少しずつかたちを変えながら、たくさんの人に愛され今日に至る。
そんな大切なお菓子の70周年を前に白十字は、元祖ワッフルのやさしい「あの味」を、もう一度食べてもらいたい、暮らしのなかの小さな幸せになるような香りや食感を、より手間をかけても、より良いかたちで、これからも届けたいと思ったそう。
原点に想いを馳せながら、材料と製法を一から見直し、試行錯誤を経て今回、白十字のワッフルが生まれ変わった。
岡山県民に愛されるソウルフード
白十字のワッフルの歴史を紹介しよう。
白十字の創業者である二木寅二氏が、ワッフルの金型を見つけ、 “どら焼きのようにカステラ生地でカスタードを挟んだらどうか”と考案したのが、白十字の原点でもあるワッフルの始まり。やさしい味わいとボリューム感が人気を呼び、まだ洋菓子が少なかった発売当時、新しいおいしさを求め、お店はいつも行列ができるほどだったそう。
ワッフルといえば「白十字」というほど、白十字のワッフルは、岡山県民に愛されるソウルフード。ハチミツの風味豊かなふんわりとした皮でカスタードクリームを挟んだ昔ながらの自慢のワッフルは、手に持っただけで幸せを感じるやわらかさ。時代が変わっても飽きのこないおいしさだ。
“人手間製法”により、手作りの美味しさを追求
今回、1957年当時と同じ銅釜製法を導入。銅釜製法は、熱伝導率が高くガスの直火を均一に早く伝えることができるため、卵やバニラの香りを残したやさしく懐かしい味のカスタードクリームにすることができるそう。
卵やバニラの香りのする懐かしさとやさしさを感じられるカスタードクリームは、白十字の丁寧なお菓子づくりの原点だという。