今回と同じ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』では、昨年11月に同局の杉原千尋アナが知らないうちに体重を測定され、体重を公表するか、女性芸人「あぁ~しらき」のモノマネで貝殻ビキニ&ふんどしの着用するかの二択を迫られるという企画を放送。杉原アナはモノマネを選んだが、ネット上の視聴者から「デリカシーがなさすぎて笑えない」「昭和で感覚が止まってる」などと番組への批判が相次いで炎上した。
ごく最近もフジテレビは「世間との感覚のズレ」で炎上しており、情報番組のCM中に新人の上垣皓太朗アナの落ち着いた風貌をイジる先輩アナたちの様子をYouTubeで公開していたところ、SNSを中心に「いじめにしか見えない」「令和の時代に容姿イジりが面白いと思ってるのがヤバイ」などと批判が続出した。
さらに、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平がワールドシリーズ優勝後に独占中継したフジテレビの取材を拒否したと騒がれ、その背景には同局が大谷の新居を場所が特定できる形で報じ、大谷が一度も住むことなく売却を検討するハメになった「報道被害」が影響していると指摘された。フジテレビは港浩一社長が謝罪したものの、大谷の怒りはまだ収まっていないのではないかと推察されている。
こうした炎上や事故の多発から、ネット上では「フジテレビやらかしすぎ」「どんどんフジテレビの株が下がっていく」「フジテレビはコンプラ意識がバブル時代で止まってそう」「フジテレビは昭和・平成のノリがいまだに面白いと思ってるんだろうなー」などとフジテレビへの批判が続出。いまの時代に価値観がアップデートできていないのではないかという見方が多く上がっている。
港社長が就任してから、過去のキャッチフレーズ「楽しくなければテレビじゃない」を再び持ち出すようになったフジテレビ。とても「楽しいテレビ」とは言えない収録中の事故や炎上の多発を見ると、時代との致命的なズレが生じているのではないかと危惧されるが……。