というのも、STARTO公式サイトでは9月5日と27日の2度にわたり、「チケット転売サイトに対する発信者情報開示請求について」(原文ママ、以下同)と題したお知らせを掲載している。
5日付の文書によると、同社はチケット取次ぎサービス「チケット流通センター」に対し、「当社契約タレントのコンサートや舞台などのチケットを高額転売目的で出品する人物らについての発信者情報開示請求」を実施。「例えば、『なにわ男子』のイベントだけでも3,000件以上の転売があり、うち100件以上が10万円を超える価格で出品されていました。(※調査時点)」と公表した。
そして27日には、チケットリセールサイト「チケットジャム」にも、「当社契約タレントのコンサートチケットを高額転売目的で出品する投稿について発信者情報開示請求」を行ったと報告。さらに、「当社は、今後もより多くのファンの皆様が本来の価格でチケットをご購入いただけるよう、不正転売行為の撲滅に向けてYC社とともに必要な措置を講じていきます」と宣言した。なお、「YC社」はコンサートを主催している株式会社ヤング・コミュニケーションを指す。
こうしてSTARTO側が本格的な転売対策をとり始めたことで、9日午後5時に開演するSnow Manのツアーにおいては「出品・または購入者が様子見している状況からか、これまでに比べるとチケットの価格が下がっているのかもしれない」(同)とのこと。
back numberらもライブ開催、札幌でホテル宿泊代金が値上がり
一方、Snow Manの北海道公演をめぐっては「札幌のホテルの宿泊代金が値上がりしている」といった状況から、“ホテル難民”が続出するのではないかと、心配の声がSNSに寄せられていた。
なお、8日から10日は道内でライブが複数開催。Zepp Sapporoで4人組バンド・緑黄色社会のライブ『Live House Tour “Laugh”』札幌公演があり、9~10日はSnow Manの大和ハウスプレミストドーム公演のほか、人気バンド・back numberとマカロニえんぴつが『back number “anti sleeps tour 2024”』を真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催する。