日本テレビは7日、大みそかに年越し特番『大晦日ゴチ特別編 5時間超スペシャル』を放送すると発表した。再開を望む声が絶えない『絶対に笑ってはいけない』シリーズの復活は今年も叶わず、松本人志が活動を休止しているダウンタウンの状況などを鑑みても「完全終了は確定的」だと視聴者が落胆している。
日本テレビでは、2006年から2020年まで人気番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』から派生した『絶対に笑ってはいけない』シリーズを放送。2010年からは11年連続で民放トップの視聴率を記録し、NHK『紅白歌合戦』を脅かすほど人気だったが、コロナ禍の影響やメンバーの体力的問題などで2021年以降は休止となっている。
以降は、2021年に『笑って年越したい!笑う大晦日』、2022年は『笑って年越し!世代対決 昭和芸人VS平成・令和芸人』、昨年は『笑って年越し!THE 笑(ワラ)晦日』と、ナインティナインらをメインにしたお笑い中心の番組を放送。しかし、視聴率は『絶対に笑ってはいけない』シリーズにまったく及ばず、日本テレビは視聴率民放トップの座を明け渡すことになった。
今回は『ぐるぐるナインティナイン』の人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」を初めて年越し特番化するようで、局の巻き返しを目指す意気込みが感じられる。
しかし、ネット上の視聴者からは「なにやっても『笑ってはいけない』には絶対勝てない」「もうゴチはマンネリ化して飽きられてるのに5時間もやってどうするの」「おもしろ荘の方がまだ楽しめそう」などと否定的な声が続出。現ゴチメンバーを含む32人の超豪華メンバーが出演するほか、豪華食材を求める人気俳優のロケ企画、実力派芸人によるネタ披露なども用意するというが、「ゴチ」は長い歴史を持つだけに「大みそか特番にしても急に大きく盛り上がるとは思えない」という印象が強いようだ。
それ以上にネット上で目立っているのが『絶対に笑ってはいけない』シリーズの復活が絶望的になったと嘆く声だ。SNSなどでは、以下のようなコメントが飛び交っている。