このエピソードを受け、ネット上では「事務所の偉い方にデビュー前の翔くんを紹介してもらった話、初めて聞いた。翔くんってやっぱり高学歴アイドルのパイオニア的存在だったんだな」「ジャニーズ事務所が中学受験を面白がって後押ししてくれた話、興味深い」といった声が上がっている。

「昔の旧ジャニーズ事務所は、タレントに学業よりも仕事を優先させていたため、中卒や高校を中退する者も少なくなかったようです。しかし、幼稚舎から大学まで慶應に通っていた櫻井や、中高大で青学に通った加藤といった前例ができて以降は、受験に打ち込む所属タレントも増加。関西学院大学卒のWEST.・中間淳太や、上智大学大学院卒のSnow Man・阿部亮平、立教大卒で知られるジュニア内ユニット・美 少年の浮所飛貴らが知られており、知性派アイドルとしてクイズ番組にキャスティングされるなど仕事にもつながっています」(芸能記者)

嵐・櫻井翔、美 少年の那須雄登に伝えた「一般企業に就職」の選択肢

 また、学業に関して櫻井から影響を受けたタレントは、加藤だけではない。

「入所前から櫻井に憧れていた美 少年の那須雄登は、中等部から慶應に入学。今年3月に慶應大経済学部を卒業しました。しかし、中学時代に事務所へ入り、それから半年ほどで美 少年の前身にあたる『東京B少年』に加入した那須は、勉強とアイドル業の両立に悩むようになったとか。そんなとき、櫻井から『将来一般企業に就職するという選択肢があることも忘れないで』という言葉をかけてもらったことで、より勉強に打ち込むことができたことを過去のインタビューで明かしています(同)

 これまであまり語られることがなかった旧ジャニーズタレントの受験事情。アイドル活動と学業の両立については、時代とともに大きく変わっているようだ。