受け入れてくれるのは嬉しいけど、ほかのお客さんも周りにいたのでちょっと恥ずかしかったです……」

◆父親と彼氏父はなんと小学校の同級生だった!

少年野球の試合
 夕食は両親の提案で4人で取ることになったが、フレンドリーな態度に彼氏の緊張も解け、お酒が少し入っていたこともあって会話も弾んだそう。しかも、ここで予想外の事実が明らかになります。

 なんと真紀さんの父親と彼氏父が同じ小学校の同級生だったのです。

「少年野球のチームメートで互いの家を行き来するほど仲が良かったと聞いてビックリしました。

 途中で引っ越してしまい、それっきりになってしまったそうですが、お父さんは『で、向こうの家との顔合わせはいつにしようか』と勝手に結婚を進めようとする始末。

 昔の親友に会いたいという一心で、私たちカップルよりも結婚に前向きでした(笑)」

◆本人の意向を無視して結納式をセッティングする父親たち

結納式
 旅行後、この話を息子から聞いた彼氏父も「俺も会いたい!」と超ノリ気に。そこで旅行の翌週、さっそく両家の顔合わせがあったそうです。

「彼とはお互い結婚を意識していましたが、この時点ではプロポーズもありませんでした。でも、父親2人はこの再会に喜んじゃって、気づいたら両家の陰謀によってこの日が結納式ということにされちゃった。

 彼には後日プロポーズしてもらいましたが、順番が逆になってしまったので複雑な気分でした(苦笑)」

 結局、2人は両親たちに押し切られる形で翌年に挙式。現在は1歳半の男の子の子育てに奔走される日々ですが、父親コンビはオモチャのグローブやバットを買い与え、野球をさせる気マンマンのようです。

「お父さんは『3人でキャッチボールをやりたい!』と言うけど、ウチの子ともう1人はお義父さんで、父親である彼が入っていない(笑)。本当はサッカーをさせたかったみたいだけど、この様子じゃ却下されちゃうでしょうね」