「久々に再会して何も変わっていないと思ったけど、彼は若い頃より数段成長していたんだなと感じましたね。高い所がなんでもない私が相当怖かったんですから、彼は失神しそうに怖かったはずですよ」
しばらくすると揺れはおさまり、やっと一息ついていると…。
「彼の気がゆるんだのか、急に38℃の熱を出してグッタリしてしまって…“私を安心させようと無理をしたせいかな?”と思うと申し訳ないやら愛しいやらでしたね」
亜美さんは献身的に看病し、彼に大変感謝され、さらに2人の絆は深まったのだとか。
一生の思い出になる新婚旅行。どうせなら、彼の良い部分を発見して今後の結婚生活に胸を躍らせたいものですね。
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop