「現在でも各球団が公式SNSや公式YouTubeで、いろいろな写真や動画を投稿していますが、それらをもっと充実させていくことになりそうです。たとえば、スタンドに球団の公式カメラマンを配置して、好プレーを撮影し、リアルタイムで球団の公式SNSに投稿するなど、テレビ中継などでは観られない映像を積極的に発信していくサービスが重要になってくると思います」(同)

 音楽ライブなどの現場では、客席から撮影した写真や動画をSNSなどに配信する行為を許可し、ネット上で拡散させることをPRの一環としているケースも多い。しかし、好ましくない瞬間の写真やMCでの過激な発言が拡散されて、ネガティブキャンペーンになりかねないのも事実だ。だからこそ、観客に委ねるのではなく、主催者側から“公式動画”をしっかりと発信していくほうがより確実なのだ。

 好プレー動画とSNSはとても相性が良く、それを宣伝に使わない手はない。NPBとしては、より主体的なSNSやYouTubeの活用が必要になってくるだろう。