埼玉県鶴ヶ島市に本社を構え、関東地方を中心に140店舗以上(2024年6月現在・クルベ含む)を展開するスーパーマーケットチェーン「ベルク」。イオングループでありながら店内は“ベルクらしさ”を全面に押し出しており、業績は“33期連続増収”という抜群の安定感を誇っています。
スーパーマーケット業界で競合ひしめく中、ベルクはなぜファンが多いのでしょうか? その理由を探るべく、ベルクの原島一誠(はらしま・いっせい)社長に根掘り葉掘りお話を聞いちゃいました!(前後編の前編)
目次
・PB商品「くらしにベルク」の特徴は?
・「ベストよりベター」な商品開発
・社長おすすめPB商品&惣菜
※2024年6月11日公開の記事を再編集しています。
※価格はすべて税込み。
※店舗・時期により価格が異なる場合があります。
※商品などは2024年5月時点の情報です。
【ベルク】のPB商品「くらしにベルク」は“面白いもの”を意識
――ベルクを経営する上で、特に力を入れていることは何ですか?
原島一誠社長(以下、原島社長) 大きく言うと「プライベートブランド(以下、PB)の商品開発」と「ほかのスーパーマーケットがやっていない販促」の2つですね。
――スーパーマーケットのPBは一般的に定番商品がシンプルなパッケージに包まれているイメージがあります。しかし、ベルクのPB「くらしにベルク」はちょっと変わった商品も多く、攻めている印象です。
原島社長 PBの良さっていうのは、やっぱりパッケージも中身も自分たちで好きに作れる楽しさにあると思うんです。全国に大量の商品を安定供給しないといけない大手のメーカーさんと違って、PBは店舗数のキャパに合った数量を発注できるし、売れなかったら「これはやめちゃおう」っていうことができるので、より一層、自由で面白い商品を開発できますよね。