2022年、カリフォルニアでのシャーマンのデレク(左)とノルウェー王女(C)GettyImages

 ノルウェー王室の王位継承順位第4位のマッタ・ルイーセ王女が、かねてより婚約していたアメリカ人シャーマンのデュレク・ヴェレットと結婚。公務離脱したものの、王女の称号はキープしたまま活動を展開し大炎上。ヘンリー王子とメーガン夫人よりもタチが悪いと激しく批判されている。

目次

・ノルウェー国王の長女、スピリチュアルビジネスを展開
・ノルウェー王女とシャーマンの結婚式、取材規制で大炎上
・結婚相手・デュレクの過去は? 犯罪歴とうさんくさい主張

ノルウェー国王の長女、スピリチュアルビジネスを展開

 現地時間8月31日にノルウェー西部の自然豊かなガイランゲルにて結婚式を挙げたマッタ・ルイーセ王女。ノルウェー国王ハーラル5世の長女で、2007年に「自分には透視能力がある」と公表し、「奇跡を起こせる」「天使と話ができる」との触れ込みで、18年までスピリチュアル学校を運営していた。

 うつ病を患っていた作家で元夫のアリ・ベーンが19年に自殺し、3人の娘のシングルマザーとなり同情された時期もあったが、怪しいスピリチュアルビジネスを展開しているシャーマンのデュレクと交際を始めてからというもの、批判が高まることに。「うさんくさいビジネスに王女の称号を利用している」との反発が強まり、22年に公務を退き王女の称号はキープしたが敬称を返上したことで、世間の怒りを治めた。

 その後、王女は「悪霊を除霊したりがん患者を救う力を持っている」「911を予言した。世界で起きる大災害も予知できる」など主張するデュレクとともにスピリチュアルビジネスを展開。

 今回の結婚式では、王女のモノグラムを刻印したワインを販売し、王室を利用したビジネスだと大問題に発展。ノルウェーのメディアから批判的に報じられると、2人は「デュレクが黒人だからここまで叩くのだ!」と人種差別カードを切って反発した。

ノルウェー王女とシャーマンの結婚式、取材規制で大炎上