3. 猊鼻渓舟下り
岩手県南の一関市東山町にあり、北上川の支流・砂鉄川にできた全長2kmほどの渓谷「猊鼻渓」。高さ100mを超える岸壁の合間を往復90分ほどかけてめぐる、舟下りが人気の景勝地です。奇岩・奇勝を眺めながら、ユーモアあふれる船頭のガイドを聞き、そして船頭さんが唄う「げいび追分」に耳を傾けるのも楽しみの一つ。
折り返し地点に着くと、一旦舟から降りて周辺を散策できるのも魅力です。舟の上で飲食もできるので、ビールや鮎の塩焼きなどを購入して乗船するのが、大人の楽しみ方としておすすめ。
また冬には屋形船、12月から2月はこたつ舟が運行しています。
4. 御所湖
御所湖は、盛岡市中心部から車で約20分ほどの場所にある雫石川をせき止めてできたダム湖。湖畔には繋(つなぎ)温泉という温泉地もあり、湖の景色と癒しが感じられる人気エリアです。御所湖周辺には広範囲にわたって、さまざまな施設や公園が点在しており、それらをまとめて「岩手県立御所湖広域公園」と呼ばれています。
広域公園には、ファミリーランド、乗り物広場、町場地区園地、尾入野湿生植物園、さくら園、塩ヶ森水辺園地、矢櫃地区水辺園地などがあり、大人が楽しめるスポットもいっぱい。
尾入野湿生植物園では様々な花を楽しむことができ、とくに5月下旬から6月上旬に見頃を迎えるカキツバタは、約2万5千株ありかなり見ごたえがあります。また乗り物広場では、空中散歩が楽しめるスワンサイクルや変わり種自転車に乗れたりと、大人にも人気です!
御所湖周辺をドライブしながら、広域公園のいくつかのスポットを周りつつ、あわせて繋温泉にも立ち寄るのが、大人にはおすすめのプラン。1日たっぷり満喫したい時には、ぜひ御所湖エリアに足を運んでみてください。
5. 八幡平
秋田・岩手両県にまたがる、標高1,541メートルの八幡平。秋田・岩手両県を結ぶ26.4kmの山岳観光道路「八幡平アスピーテライン」が通っており、大自然の中を駆け抜ける爽快なドライブが楽しめ、大人の遊びにはぴったりなエリアです。冬季は積雪の影響で道路が封鎖されるため、初夏の新緑から秋の紅葉までが観光シーズンとなっています。
頂上にあるレストハウスの近くからは、八幡平頂上散策路が整備されているので、気軽にハイキングにトライできます。中でも、八幡沼・ガマ沼展望台~八幡平頂上を目指す「八幡沼・ガマ沼展望台コース」が大人の初心者にはおすすめ。
散策コースを1周すると2時間ほどかかりますが、より短時間にしたいという方は「八幡沼・ガマ沼展望台」を目的地として折り返すコースにすれば、片道30分ほどで散策が可能です。
八幡平は日本百名山ながら、しっかりとした遊歩道が整備されているので歩きやすく、さまざまな湖沼や高山植物が観察できたり、展望台から景色を眺められたりと、八幡平の自然を気軽に体感できますよ。
また5月下旬〜6月上旬に訪れるなら、ぜひ見ておきたい光景が「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれる鏡沼の風景。雪解けの様子がまるで龍の目のように見えることから名付けられた現象です。なお鏡沼は、八幡平山頂レストハウスから15分ほどでたどり着くことができます。
ただし、この時期はまだ積雪が残っていますので、スニーカーやトレッキングシューズを着用するようにしましょう。