少子化問題を抱える国々にとって、子は宝。しかし、その子供たちを育てる能力がなければ、いくら産んでも不幸な未来が待ち構えているという状況になりかねません。
そんな中、中国にて若くして9人を産んだ女性が話題になりました。かつては「一人っ子政策」を実施していたかの国ですが、この法案は2015年に終了。現在自由に子供をつくることができる環境で、とんだ「クソ男」が誕生してしまったというのです。
■現在11人の大所帯
現地メディアの報道によると、中国・広西の山奥に住むこの2人は「90後」(90年代以降に生まれた人を指す)の若者夫婦。妻は30歳、夫は29歳という何の変哲もないカップルですが、なんと現在9人の子供がおり、妻のお腹の中には10人目がいるとのこと。
娘3人、息子6人という大所帯は、上が12歳、下はまだ乳幼児と幅広く、うち6人が学校へ通っているそうです。
また、10人目の出産予定日は2020年6月から2か月後ということが伝えられました。
■でもお金がない
一家は子供こそ多いものの、裕福な家庭ではありませんでした。
生活費は夫が広東省まで出稼ぎをして得たお金で賄っており、賃金は一日200人民元。日本円に換算すると約3000円、月の収入は7~9万円と、中国の物価を考えても子供を10人養うには到底足りません。
しかし、夫は「普通に子供は養える収入ですよ」と太鼓判を押し、今後子供たちが高校や大学へ進学する際は「ゆっくりバイトで稼ぐ。足りなかったら借金でもします」と自信満々に語っています。