長崎県長崎市琴海地区にある野中果樹園は、2025年の米穀年度が始まる11月1日(金)より、新たなお米「たやすまい」の予約販売をスタート。

同商品を予約購入すると、11月20日(水)以降に届く予定だ。

「たやすまい」について


高齢化や担い手不足によって、農地を手放す農家が増えているという。米をつくるために必要な水路や農道といった設備は、地域の人々が共同で維持管理してきた共有財産で、一度失われると取り戻すことは簡単ではない。

また、米づくりの知恵や美しい田園風景も同時に途絶えてしまうことになる。


野中果樹園がある長崎市の琴海地区でも、水田の担い手不足が課題に。

こうした状況のなかで「地域がつないできた米づくりの共有財産を絶やすまい」という想いから、同園は担い手がいない田んぼを引き継ぐことになった。


そして今回、その田んぼで初めてつくられたお米を販売開始!商品名は、米づくりに対する想いが込められ、「たやすまい」と名付けられた。

デザインとイラストを手がけたのは青木謙吾さんで、パッケージにはお米を食べて満足そうな老若男女の顔が描かれており、口もとについた米粒が美味しさを物語っている。


田植えの風景。横浜からきた修学旅行生が田植え体験にチャレンジした。


絶やしたくない美しい風景がこちら。


そして、実ったお米の写真も。

「ほかほかクラブ」もスタート

「たやすまい」を入り口にして、長崎市の琴海という地域や生産者とつながってほしいとの想いから、米でつながるコミュニティ「ほかほかクラブ」も発足。

「ほかほかクラブ」では、田んぼからのニュースや田植え・稲刈り体験といったイベント情報など、炊き立てのご飯のようにホットであったかい情報を届けていく。


「ほかほかクラブ」は、購入した米袋のパッケージの裏に書かれたQRコードから公式LINEに参加できる。

野中果樹園は、「たやすまい」が農業や米づくりを知るきっかけになればと願っている。