「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は、6つの章で構成されている。最後の章「キース・ヘリングと日本」では、同氏が1988年にオープンしたポップショップ東京で販売された茶碗を「中村キース・ヘリング美術館」から出品。
日本の伝統を取り入れた作品を、ポップショップ東京で販売することにこだわりを持っていたというキース・ヘリングは、1987年の来日時に日本各地でオリジナルグッズの制作を行ったという。
同年10月27日(木)の同氏の日記には、新幹線で名古屋に到着し、陶磁器メーカーの工房を訪れたことが記されている。茶碗の形を選び、陶磁器特有の釉薬に夢中になりながら4時間をかけて制作された茶碗を、陶磁器の歴史が深く、同作品と縁深い愛知県の会場で鑑賞してみては。
静岡と水戸会場も巡回予定
「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は、松坂屋美術館での開催後、11月28日(木)~2025年1月19日(日)に静岡の静岡市美術館、2025年2月1日(土)〜4月6日(日)に水戸の茨城県近代美術館での巡回が予定されている。
まずは、愛知県ゆかりの作品も出品されている松坂屋美術館での「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」へ、足を運んでみては。
■「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」開催概要
会期:9月28日(土)~11月16日(土)
会場:松坂屋美術館 松坂屋名古屋店 南館7階
住所:愛知県名古屋市中区栄三丁目16番1号
定休日:会期中無休
開館時間:10:00~18:00 ※最終入場は30分前まで
公式サイト:https://kh2023-25.exhibit.jp
All Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
(佐藤ゆり)