一方、結ちゃんに三下り半を突き付けられたハギャレンは今日も元気に天神に集合。リサポン(田村芽実)が髪色を明るくしていたりして、結ちゃんが抜けるダメージなんて当たり前だけどゼロのようです。フェスの中継を見た新規ギャルもやってきていい調子ですが、そこに「ハギャレンなんてクソダサい解散しろ」と言っていたアユが居心地の悪そうな顔で姿を現すのでした。

■女の話を聞かない、突き放す結

 まず気味が悪いなと思うのが、結ちゃんって女友だちと全然ちゃんと話をしないんだよな。前回、ハギャレンにも「話があるの」という相談ベースではなく、決定事項として「ギャル辞める」と告げているし、今回、書道部退部を引き留める恵美ちゃん(中村守里)に対しても「うちの手伝いが忙しい」というウソの理由(今までやれてたんだからウソだよな)を一方的に突き付けるだけで、対話したり本心を打ち明けたりということをしない。

 一方で、ヤリイカやイチゴを貢いでくる男たちに対しては必要以上に心を開いている。震災の日のことをカッパ(佐野勇斗)に聞かせる形で回想シーンにしたところなんて、今さらながら致命的にキモいと思います。

 あと、アユが急に「家族で神戸に戻りたい」と言い出した唐突さは、ちょっと許容し難いものがあります。後のちその理由も語られることになるんだろうけど、もう言っちゃうけど、このドラマは伏線の張り方がド下手というか、伏線と回収という作劇の仕方が基本的にわかってないんじゃないかと思っちゃうんだ。これもずっと物語を追いかける上でのストレスになっている。

 あと第6週のサブタイトル「うち、ギャル、やめるけん」なんですけど、「やめるけん」って何なのよ。結ちゃんは「やめた」って言ってるし、もうギャルやめたと思って見てるんですけど、何か含みがあるのかな。しつこいな。

(文=どらまっ子AKIちゃん)