11月4日午前8時の放送より第6週がスタートする橋本環奈主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』。週平均視聴率は下降の一途をたどっており、この調子が続けば朝ドラ平均視聴率ワーストの『ウェルかめ』(2009年度後期)を下回る可能性もありそうだ。
目次
・震災編に「おもしろくなってきた」
・『おむすび』週平均視聴率はみるみるダウン
・「仲里依紗を主人公に変えたほうがいい」?
『おむすび』震災描かれ「面白くなってきた」の声
『おむすび』は平成元年生まれのヒロイン・米田結が栄養士となり、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。脚本を23年10月期の連続ドラマ『パリピ孔明』や同4月期の『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(共にフジテレビ系)などの根本ノンジ氏が手掛け、橋本のほかに仲里依紗、佐野勇斗、山本舞香、北村有起哉、松平健らが出演する。
4週目までは、結と平成の博多ギャル連合「ハギャレン」メンバーの交流などが描かれたが、第5週「あの日のこと」では10月28日放送の第21回で舞台が9年さかのぼり、米田家が阪神淡路大震災で被災してしまう様子が描かれた。
「震災編が始まったことで、結の性格が暗くなってしまった理由や、ヒロインの姉がグレた背景など、主要人物の謎が徐々に明らかになりそうです。この展開により、ネット上では『急に面白くなってきた』といった好意的な声も目立ちます」(テレビ誌記者)
『おむすび』週平均視聴率はみるみるダウン
一方で、「震災を描くのが遅すぎたのでは?」「第1週目で震災のシーンが登場していれば、視聴者はここまで脱落しなかったと思う」との指摘も少なくない。
同ドラマは放送前の注目度が高く、初回が平均世帯視聴率16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ここ3年で放送された朝ドラの中では、首位での好発進となった。