◆GP帯ドラマで主演する日も近いかもしれない
『M』での嫉妬に狂って常軌を逸した言動を繰り広げた“動”の演技や、『あなして』での理性的に圧をかける“静”の演技など、これまでの俳優キャリアで培ってきたことが、『ギークス』での演技にフィードバックされ、活かされているのではないでしょうか。
『ギークス』の吉良ます美は田中さんの素に近い部分もあるようなキャラクターなので、もともと演じやすいタイプかもしれません。けれど、“動”の演技も“静”の演技もアウトプットしてきた現在の田中さんが演じるからこそ、深みが増しているように感じるのです。
今期の田中さんは日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)にも、治験コーディネーター役で出演中。役者として着実に結果を出し続けている彼女が、GP帯ドラマの主演の座をゲットする日も近いかもしれません。
<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。