フィルは、素材にポリ塩化ビニル(PVC)を一切使用しない新たなフリース壁紙の販売を、ECサイト「壁紙屋本舗」にて11月2日(木)に開始。

1パネル単位での販売で、料金は幅49cm×長さ250cmで1,980円(税込)、幅49cm×長さ300cmで2,580円(税込)。はがせる壁紙用のり「ポテグル」は90gで495円(税込)、180gで990円(税込)。

ポリ塩化ビニル不使用&受注生産で廃棄ロスを削減


新フリース壁紙の素材は、ポリエステルとパルプ繊維が主原料の不織布(フリース)で、ポリ塩化ビニル、可塑剤を一切使用していない。

ビニール素材の壁紙に生じやすい表面のテカリや臭いはなく、マットでさらっとした質感が特徴だ。なお、濃色のデザインは素材の特性により、多少のツヤが出ることがある

使用するインクは、グリーンエネルギーを用いたカーボンニュートラルな生産工程で作られている。安全性が高いVOCフリーで、REARCH2、エコテックスといった厳正な海外の基準に準拠したインクだ。

また、壁紙の表面は食品パッケージにも採用されている安全なニスでコーティングされている。さらに、注文分だけ生産する「受注生産」で製造し、過剰な在庫をせず廃棄ロスを削減する。

コンパクトで貼りやすくきれいにはがしやすい


一般的な国産壁紙(約92cm)や輸入壁紙(約53cm)よりもさらにコンパクトな49cm幅で、貼りやすさがアップした。


はがせるフリース壁紙の施工におすすめするのは、素材と相性の良いはがせる壁紙用のり「ポテグル」。

ポテトスターチ(じゃがいもでんぷん)が主成分の安全なのりで、水溶性のため水でさっと洗い流すことができる。

はがせるのりは乾燥するまで微妙な位置調整がしやすく、実はシール壁紙より貼りやすいと感じる人も多い施工方法。初めての壁紙施工にも最適だ。


合成繊維が絡み合う不織布素材(フリース)は丈夫で破れにくいため、はがしやすいのも特徴。

ビニール壁紙をはがせる壁紙用のりで施工すると、二層構造になっている裏の紙素材(裏打ち紙)が下地に残ることが多く取り除くための手間がかかる。

一方、フリース壁紙をはがせる壁紙用のりで施工するときれいにはがしやすく、賃貸での使用にもおすすめだ。

また、下地が、汚れ防止や撥水など表面にコーティングを施された機能性壁紙の場合、うまく貼りつかない場合がある。

素材の状態によって、はがす際に下地を傷めたり、のり残りしたりする場合があるため、目立たないところで試してから施工しよう。