うつ病の発症に、多くの人が幼い頃に感染する「ヘルペスウイルス」が関係している可能性があるとする研究成果を、東京慈恵会医科大学のグループが発表しました。

この件を受け、「うつ病の原因は自分じゃなかった」「うつ病は治る病気なんだ!」と、安堵の声が広がっています。

fumumu取材班が、詳しい話を聞きました。

①ずっと自分が悪いと思っていた

「新卒で入社後、1年も経たないうちにうつ病になり、仕事を辞めました。同期は上手くやっているのに、自分にはそれができなかった……ずっと、悪いのは自分だと思って、自分を責め続けてきました。

でも、うつ病の発症はヘルペスウイルスが持つ遺伝子が関与している可能性があると知り、自分が悪いわけではないと分かった今、少しだけ気持ちが楽になりました」(20代・女性)

②両親に申し訳ないと思っていた

「うつ病を発症して会社を辞めた私を見て、『子育てが間違っていたのではないか』と、自分たちを責め続けていた両親。それが分かっていたので、退職後はすぐに再就職し、どうにか安心させようと頑張っていたのですが……症状が再発して、結局また辞めざるを得ない状況になってしまい、本当に申し訳なく思っていました。

でも、うつ病の原因がヘルペスウイルスなら、両親も少しは安心するはず。私自身も、やっと肩の荷が降りたような気がします」(20代・女性)