良いポイントとしては、現時点で放送している回を見る限りでは、初回で山田優を引っ張り出したのはスタッフのやる気を感じる。
山田は番組で“上級セレブっぽい”ショッピングも行い、値札を見ないなどの豪快さで女性週刊誌のネット記事で叩かれる事に。バラエティ番組として良くも悪くも話題になるのは大切で、今後もお昼の番組とは違う視聴者から反感を買うような企画や人選ができれば、異色の番組として化ける可能性もあるだろう。
◆日テレからTBSへ移籍と噂の番組がレギュラー化。独自企画が待たれる
さて、今度はTBSの番組を紹介。まずは『巷のウワサ大証!それって実際どうなの会』だ。
これまで特番として不定期で計4回放送され、10月9日からレギュラー化。放送前から、今年3月まで日本テレビ系で放送された『それって!?実際どうなの課』と、タイトル・出演者・内容が被っていると話題を集めていた番組だ。
俳優の生瀬勝久がMCを務め、満島真之介、森三中・大島美幸がレギュラー。素朴な疑問を、芸人やタレントが体を張って検証する番組だ。感想は簡潔になるが、やはり『それって!?実際どうなの課』と似ている気がする。どんな事情があったかは知らないが、視聴者目線で見ると内容の違いがわからない。
問題点としては、女優・緑川静香がフリマアプリやネットオークションで家の不用品を売る企画など、過去に見た覚えがあるネタが多い。独自の名物企画をどれだけ放送できるかに番組の命運はかかっているだろう。
◆『ジョンソン』の後番組『THE MC3』一気に年齢層アップ
最後に紹介するのは、『THE MC3』だ。中居正広、東野幸治、ヒロミと大御所MCが勢ぞろいした番組で、“日本一余計なお世話バラエティ”がコンセプト。
前番組は、かまいたちなどが出演し短命に終わったバラエティ『ジョンソン』だったこともあり、一気にMCの年齢層があがったことになる。