東京都大田区の都立高校で激辛のポテトチップスを食べた高校生の男女14人が胃の痛みや吐き気を訴え、救急搬送された騒動が波紋を広げている。テレビ番組の「激辛チャレンジ」が悪影響を及ぼしているのではと指摘され、ネット上で物議を醸しているようだ。
16日の午後1時ごろ、大田区の都立高校から「辛いお菓子を食べて体調不良になった子がいる」との通報があった。当日は男子生徒のひとりが激辛の「18禁カレーチップス」を持ってきており、昼休みに同級生ら計33人に分け与えたところ次々と体調不良を訴え、女子生徒13人、男子生徒1人の計14人が救急搬送された。いずれも軽症で命に別状はないという。
「18禁カレーチップス」を販売する磯山商事は、商品の箱に「辛すぎますので、18歳未満の方は食べないでください」と記載。高血圧や胃腸の弱い人などにも食べないように注意喚起していたが、同社は事件を受けて「本日、18禁カレーチップスを召し上がった高校生が病院へ救急搬送されたとの報道に接しました。お客様はじめ、関係各位に対し多大なるご迷惑をおかけいたし申し訳ございません」と謝罪している。